なぜダイヤ調整機能を作ったか?

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 さて、2015年1月、乗換案内アプリVer.3.11.0に「ダイヤ調整機能」を追加しました。なぜこの機能を作ったのか、今回はそれについてご紹介したいと思います。

「なぜダイヤ調整機能を作ったのか?」あらまし

 ユーザーの皆さまから寄せられる声の中で増えつつあるものとして下記のようなものがあります。

  • 検索したけど、ホームにもっと別の列車が入ってきた。コレに乗っても行けるの?何か不安・・
  • 混雑してて思ったよりも乗り継ぎに時間がかかった・・。
  • 検索された列車がもう行ってしまった・・。

 乗換案内の基本的な考え方として、「列車に乗っている総時間をなるべく短く≒ 遅く出発する+早く到着する」となっています。この考え方のメリットとして、同じ到着時間(または早い到着時刻)ならば、ゆとりも持って乗れる列車をお勧めする所にあります。

 ただ、スマートフォンに代表されるモバイル端末がこれほど普及すると、自宅やオフィスで事前に検索するだけでなく、外出先、駅前、はたまたホームに着いてからも、より良い列車を探されるようになり、必ずしも”ゆとりのある≒遅めの出発”が良い検索結果ではなくなってきました。

 標準的な検索では、上記の例のような同じルートの場合、遅く出発する列車(上側)をお勧めしています。到着時間は同じですから、ゆとりを持ってA駅に向かえば良いわけです。ただ、既に駅ホームなど現地にいる場合には、早く出発する列車(下側)に乗っても差支えなく、むしろこちらの検索結果を見たいニーズと、検索されたお勧めダイヤとの間に感覚のズレが生じる機会が多くなってきました。

 今回のダイヤ調整機能は、そこのズレを調整することを目的に新設しました。

今までの”一本前”や”一本後”機能と何が違うのか?

 では、「○駅」→「○駅」で検索した結果の一覧ページ上に出てくる「一本前ボタン」・「一本後ボタン」との違いは何なのでしょう?

最大の違いは、

  • ダイヤ調整機能は「希望区間の”路線”を固定したまま」
  • 一本前後ボタンは「”出発地→到着地”以外は全て再検索」

です。

【西船橋駅→東京駅の例

多数のルートが存在する「西船橋→東京」間では、東京メトロ・東西線、JR京葉線、JR総武線・総武快速、JR山手線を使ったルートが考えられます。

 「一本前後ボタン」では、最初の検索結果の到着時間を基準に、それより前や後の時刻で到着する列車のルートを全て再検索し、お好みのルートを探していただくためのものです。時間を基準としているため、同じ駅で複数のルートがある場合、必ずしも同じルートの一本前後が検索される訳ではありません。

 一方、「ダイヤ調整機能」は、上記例の内、例えば東京メトロ・東西線ルートを使いたい場合、西船橋駅を出発する前後5本のダイヤの中から好みのものを選べ、ルートを変えずに時間の調整(ダイヤ調整)ができるものです。

試しに調整してみよう!

 ダイヤ調整機能を使ってみましょう。
  1. 検索結果詳細ページの「出発時刻」が青文字になってタップできるようになっています。
  2. 最初の検索結果を基準に、前後5本のダイヤが一覧表示されます。お好みの時間を選んでいただくと、その区間の路線は固定したまま再検索します。

【Tips!!】途中の乗換駅からダイヤ調整も可能!
 例えば混雑などでルートの途中から検索結果と差ができてしまった場合や、或いは乗換駅でトイレ休憩を入れたい場合があると思います。そんな時は乗換駅の出発時刻(青文字)をタップし、乗換駅以降のダイヤ調整をすることもできます。

色々な使い方がありますので是非お役立て下さい。


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※列車の図柄にイラストポップの素材を使わせていただきました。

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